2014年07月30日

河北省の広府城は太極拳のふるさとでもあった

日本の城とちがって中国の城は町全体を囲っている。そのせいか長い歴史のなかで淘汰されてきた、というか、不要になれば遠慮なく壊されたのだと思う。今は再開発でさらに少ないものがなくならないといいのだが。

ところで『中国の“穴場”めぐり ガイドブックに載っていない観光地』(日本日中関係学会/編 日本僑報社 2014年)という本を読んで、ちょっと内容が薄いのと穴場が少ないのでがっかりしたのだが、河北省の広府城というところはあまり紹介されていないと思った。

場所が河北省という内陸なので、なじみがないのだろう。

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http://travel.0756.la/viewnews-7051-page-1.html

周囲を掘りにして水を引き込んでいて河のように見えるが、なかなかいい。ロケーション的には景勝地という感じだ
查看照片详细信息

http://www.yododo.com/photo/012FD4BB16955B65FF8080812FD266F1

トリップアドバイザーをチェックすると、永年郡のいちばんの観光地で、周囲にはホテルもあるようだが招待所がメインのようで外国人が泊まれるかは不明。写真で見る限り城内は素朴な雰囲気でまだ観光化されていないような地味な場所みたい。
广府古城 Guangfu Ancient City
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1810157-d1865015-Reviews-Guangfu_Ancient_City-Yongnian_County_Hebei.html

太極拳の故郷といっても諸説あるのだが、中国河北省永年広府は楊露禅が楊式太極拳を起こした場所だという





場所は「邯鄲の夢」で有名な邯鄲市(かんたんし)の近く

こちらは航空写真。周りは何もない、しかし運河掘りにしている城壁は鉄壁だろうね。







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2014年07月29日

東京・渋谷 トキ・アートスペース(TOKI ART SPACE)でLAFMSの音楽とルナミ画廊を振り返る

http://homepage2.nifty.com/tokiart/2014/140821.html より

会場の TOKI ART SPACE は 1977 年と 79 年に
LAFMS の中核である Joe Potts の個展を
当時銀座に在ったルナミ画廊で催すことに尽力された
トキ・ノリコさんの画廊。

新旧とりまぜた作品を展示すると共に
LAFMS の音楽を常時紹介するなど
濃厚ながらユル〜く進行いたしますのでご期待ください。


羅府夢衆 展
LAFMS (Los Angeles Free Music Society) and Their Friends in Slow Life Avant-garde

期間 - 8 月 21 日 (木 ) 〜 24 日 (日)
時間 - 11:30 〜 19:00 (24 日のみ 16:00 終了)
場所 - 〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-42-5サイオンビル1F
 TOKI ART SPACE
http://homepage2.nifty.com/tokiart/
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2014年07月27日

危うい中国の説話―『中国雑話 中国的思想』(酒見賢一 文春新書 2007年)

中国というのは歴史が長いのと。近代社会(ここでいう近代社会とは資本主義的なグローバル経済の社会である)に参入してきたのが遅かったので、けっこう謎というか、よくわからない部分も多い。そのあたりは『おどろきの中国』( 橋爪 大三郎、大澤真幸、 宮台 真司 講談社現代新書 2013年)にある程度は事情がフォローされている。
ただ、伝統的に流布されている逸話などは正面から解説している本は少ない。

中国雑話 中国的思想』(酒見賢一 文春新書 2007年)は
なかなか皆が知りたかったことなどを教えてくれる。なかでも仙人の項目はフィクション以外の問題も含んでいて、気功や太極拳などに仙人・仙道の実技の部分があるのでは、と書いている。
また、中国拳法、王向斎の項目では、武術の資料が少ないなかで基本的・歴史的に明らかにしようと苦闘していることが伝わってくる。






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2014年07月26日

華人の都市形成とチャイナ・タウン―『海域アジアの華人街』(泉田英雄 学芸出版社 2006年)など

南シナ海を中心に見立てて、その周囲の地域の中国系移民・華人の住居やコミュニティを具体的・歴史的に探った本で、詳細に現地調査も交えて報告している。

個人的には5章 植民地支配とチャイナタウンの項目が興味深かった。「街路の景観の整備―庇と連続歩廊」(188ページ)では街屋という装置でつくられている、という点である。
街屋は二つの特徴を指摘して、
街路に沿ってほぼ金一の間口幅で並んでいること
道端から1〜1.5メートル後退して建てられていること
としている。
おもしろいのは屋根付き通路の件で、日本の積雪地方には雁木(がんぎ)といいうものがつくられたし、バタフィアではカキ・リマ(マレー語)と呼ばれているということ。
シンガポールではラッフルズが都市計画(1822年)の一環としてアーケード付きのショップハウスを設定したという。さらにマレー半島でもイギリス保護領になるとともに都市計画が導入(1887年)されて、それが街を形成していった。たとえばマレーシアのペナン島ではプラカナン文化(中華系文化)ということで街並みが観光地となっている。

台湾では台湾近代化としてアーケード設置が進められ、日本統治時代も引き続き推進していった(残念ながら最近では再開発で取り壊されて、近代的な普通のビルになってしまってきている)。伝統的な中国建築では亭子脚や騎楼と呼ばれるアーケードがあるが、この本では公的歩廊として設置されたものではない、として景観整備が主要目的だったのとは違って、熱帯の日よけと雨よけの目的が大きいと指摘している。




海域アジアの華人街』(泉田英雄 学芸出版社 2006年)

いっぽう
中国の歴史都市―これからの景観保存と町並みの再生へ』(大西 国太郎+朱 自(火に宣の文字)編 鹿島出版社 2001年)
は中国の歴史的都市と街をコンパクトに説明して、現状の保存状態と今後の景観保存の問題点など完結に叙述されている。図版・図面も豊富でまとまっている。ノンブルが真ん中にあるのは探しづらい、このような類の本はついては常に目次からページをチェックする可能性が高いため、おしゃれなデザインよりも機能性を重視すべきである。


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2014年07月17日

西欧近代批判として機能するか? 「いまなぜ儒教か」(『現代思想』2014年3月号 青土社)の特集を読む。

「現代思想」(2014年3月号 青土社)の特集「いまなぜ儒教か」を読む。東西冷戦が終結し、歴史が終焉したとも語られた現代ではあるが、西洋近代とそれに追いつき追い越せとばかりに経済成長にまい進してきた戦後日本社会のあり方を根底から批判する視座が求められていると感じる。

たとえば保守派と目される京都大学の佐伯啓思は、『「欲望」と資本主義』(講談社 1993年)など近代(現代)社会と経済を批判する一連の著作を上梓しているが、それを突破ないし、克服する道は示されてはいない。さしあたり読み取れるのはかつての伝統的な慣習・規範の再評価らしいが(?)さすがに戦前が良かったとは言っていない。さてその場合参照されるのは具体的にはなんだろうか?

それは加地伸行がいう「教養」なのかもしれない。簡単にいえば倫理の再考であり、社会の再定義である。西欧近代の帰結である「自由主義」の限界というか、経済の自由主義によって人間や社会がきしみだしていることについての批判として権威や秩序の再考である。

西欧近代批判として機能するか?





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